ある高校生から数学の問題で解き方を教えて欲しいと質問がありました。説明をすると
「この問題の解き方はわかりました。この解き方を覚えればいいんですね。」
という言葉が返ってきました。
解き方を多く覚えるという学習もはじめは必要ですが、それだけでは大学入試問題に太刀打ちできません。単に解き方を覚えるのではなく、問題の本質に迫っていけるような考え方を身につけなければならないのです。
「問題の解き方を覚えようとすると、100題の問いに対して100通り覚えなくちゃならない。数学の原理原則を理解して、考える力を身につけるんだ。そうすればどんな問題も自然に解法がわかってくるよ。」
と伝えました。
ある程度までは解法を暗記する事も必要ですが、真の力をつけたいのならば問題の本質を見抜く力をつけてほしい。一朝一夕にはいきませんが、生徒たちは日々努力しています。